福井君は茶道家伊集院椿の弟子の武田和馬を演じた。登場シーンはつぎのとおり。
まず、狩矢警部とその妻子を茶室に案内。別の日、伊集院家の門で狩矢警部をでむかえる。会議のおこなわれている部屋で、第1の殺人事件の被害者利一の母の信子が椿におそいかかり、椿をかばって、かわりに背中につぼをたたきつけられる。利一の追悼茶会で椿に信子の到着が遅れているとつたえる。その後、信子の殺人現場におちていたふくさが自分のものだとみとめ、警察署に連行される。取り調べ室では、滝島刑事に胸をつかまれたりするが、狩矢にはこころをひらいて、身の上話をする。別の日、狩矢が伊集院三姉妹に仮説を話しているのを部屋のそとで聞く。最後に、狩矢にすべてを告白した椿とだきあう。